転勤族家庭のお悩みの一つが、いつ家を買うかということ。
転勤族はいつ辞令がおりるかもわからず、ライフプランニングが立てにくいですよね。
かくいう私も、結婚当初からもんもんと悩んでいました・・!
そこで今回は、転勤族がマイホームを購入するタイミングについて解説します。
また、我が家の体験談についても紹介しますので、転勤族でマイホーム購入に迷う方はぜひ参考にしてくださいね。
- マイホームを購入する時期を迷っている
- どのタイミングがベストか分からない
- 転勤族で家を買った人の体験談を知りたい
転勤族が家購入を迷う4つの理由
まず、転勤族が家の購入を迷う4つの理由について解説します。
- 家を買うタイミングが難しい
- どこに購入するか迷う
- 家族が離れ離れになる
- 家賃補助が受けられなくなる
順番に見ていきましょう。
家を買うタイミングが難しい
転勤族はいつ何時辞令がおりるか分かりません。
転勤のスパンがある程度決まっている会社ならある程度予測はしやすいものの確実ではないので、何年後に絶対転勤というのは分からないですよね。
3年くらいで転勤すると思ったら気づけば5年以上同じ土地に居続けたり、逆にたった1年で転勤になってしまったなんて話もよく聞きます。
辞令が出る1月くらい前からずっとソワソワしちゃうのはきっと転勤族あるある!
そうなると家を買うベストタイミングが見極めづらい!
時期だけは自分たちではどうしようもないので、最悪家を買ってすぐ転勤になっても慌てないように、その場合家はどうするかを事前に家族で話し合っておくことが重要です。
・家を賃貸に出して家族で引っ越す
・夫(妻)だけ引っ越して単身赴任になる
家購入後に転勤になったときの選択肢として、上記の2つが考えられます。
どこに購入するか迷う
購入する場所の選択肢が多いのも、迷う原因の一つです。
例えば、
- 今住んでいる場所
- 夫の実家がある場所
- 妻の実家がある場所
- 会社の本社がある場所
などなど。
どこに家を建てるのがベストなのかは家庭の状況によって異なるので、家族でよく話し合ってきめてくださいね。
家族が離れ離れになる
家を建てる場所が夫(妻)の勤務地から離れた場所だった場合、単身赴任になってしまうかもしれません。(うちはこのパターン)
もちろん家族が一緒にいるのにこしたことはないですが、子どもの通学事情なども考えると難しい場合もありますよね。
転勤族が家を買う=夫が単身赴任のパターンが多いことから、購入を迷う人もいるようです。
家賃補助が受けられなくなる
転勤族の場合、借りた部屋の家賃補助が受けられる場合が多いです。
しかし、家を購入した場合、その家賃補助が無くなってしまうケースもあります。
これまで会社が何割か負担してくれて安く住めていたところを、いきなり住宅ローンの月々の返済がまるまるのしかかってくるので、金銭面から躊躇してしまう人が多いようです。
転勤族が家を買うタイミング6つ
ここからは、転勤族が家を買うタイミング6つをご紹介します。
- 子どもが生まれたとき
- 子どもが幼稚園or保育園にはいるとき
- 子どもが小学校に入学するとき
- 子どもが中学校に入学するとき
- 転勤の可能性がなくなったとき(定年退職など)
- 住みたい家に出会ったとき
子どもがいる家庭の場合は、進学などの節目に合わせてマイホームの計画をたてることが多いといえるでしょう。
子どもが生まれたとき
子どもが生まれるのをきっかけに家購入を考えるのもタイミングの一つです。
小さいうちから生活の基盤を整えられるので、環境の変化による負担を最小限にできるのもメリットですね。
ただし、小さい赤ちゃんを抱えながら家探しや引っ越し準備をするのは想像以上に大変です。
妊娠中にある程度物件の目処をつけておくなど、計画をしっかりたてる必要がありそうですね。
子どもが幼稚園or保育園にはいるとき
子どもが家族から離れて少しずつ社会性を身につけていくのが幼稚園や保育園に入園する時期。
家族以外のコミュニティに入る前に定住したい!と考える家庭は多いようです。
この時期はまだ子どもが小さいので、引っ越しの予定を立てやすいというメリットもありますね。
子どもが小学校に入学するとき
子どもの小学校入学前、または入学後でも低学年のうちに家を購入するというパターンは大変多いです。
私の周りの転勤族家庭でも、圧倒的にこの時期が多い!
子どもも大きくなり、せっかくできたお友達と離れ離れにしてしまうのはかわいそうと考えるのは納得ですよね。
入学後になったとしても、早いうちのほうが新しい学校に馴染みやすいです。
できるだけ子どもの環境を変えたくない方は、小学校入学がマイホーム購入のベストタイミングといえます。
子どもが高校に入学するとき
小学校卒業後は同級生の多くが同じ中学校に進学するため、周りの環境はさほど変わりません。
このタイミングで転校となると、新しい環境に馴染むことが難しく感じる子も多いでしょう。
一方で、高校は校区制ではないため友達がガラッと変わります。
周りも皆んな新しい環境になるので、抵抗感なく引っ越すことができるかもしれません。
子どもが一緒に住んでいるうちに家を購入したいと考えるなら、高校入学が最後のタイミングといえます。
転勤の可能性がなくなったとき(定年退職など)
せっかく購入した家に住めない時期があるのが嫌な方は、定年退職後など転勤の可能性がなくなった時に買うのがおすすめです。
住む期間が短くなることに抵抗感があるかもしれませんが、
・そのときのライフスタイルにぴったりの家を建てられる
・通勤を考慮しなくても良い
などのメリットがあります。
一方、定年後だと住宅ローンを組むのが難しく現金一括で購入することになるため、まとまった資金が必要になります。
住みたい家に出会ったとき
家族の状況で購入時期を考えるのではなく、理想の住みたい家に出会ったときも買い時といえます。
家との出会いは一期一会。
気に入った家に出逢えたのに、「タイミングじゃないから・・」と見送ってしまうのは悲しいもの。
確かに、転勤族は今後のプランが立てにくいことから家の購入に慎重になってしまいますが、「なんとかなる!」と割り切ってしまうのも一つの手です。
家族皆んなが幸せを思い描けるような運命の家に出逢えたら、決断するのも良いのではないでしょうか。
我が家ももう少し先になる予定でしたが、ここだ!と思える土地を見つけたため購入に至りました!
我が家の場合は?
最後に、我が家の事例をご紹介します。
ちなみに、我が家のスペックはこんな感じです。
・30代夫婦
・夫→全国転勤のサラリーマン 妻→在宅フリーランス
・夫の転勤は3〜5年おき
・子ども:小学1年生、年中、2歳(保育園)
購入するタイミングは1番上の子が小学生になったとき
我が家が住宅購入を決めたタイミングは、長女が小学1年生になった今年(2024年)でした。
この時点で、今の赴任先で2年目。たぶん3年は今の場所にいるだろうけど、それから先はわからないという状況でした。
夫婦で話し合い、次の転勤にはついていかないと決めてそこから家づくりがスタート。
すぐに土地などのご縁があるともわからないので、長女が小学校3年生までに引っ越すと期限を決めました。
幸い、割とトントン拍子で土地やお任せする工務店が決まり、長女が小学2年生になるタイミングで引っ越すことになりそうです。
家を買う場所は一択だった
私たち夫婦は出身地が同じです。お互いの実家は同じ市内で車で30分くらい。
さらにお互いの兄弟も全員同じ市内に住んでおり、家を買う場所は地元一択でした。
夫は単身赴任でいない時期があるけれど、おじいちゃんおばあちゃんや従姉妹たちがいれば楽しくやっていけるんじゃないかと思いました。
母1人、子ども3人生活なので、なにかあったときは助けてもらおうという思惑もありました。笑
家族が離れ離れはやっぱりつらい
永住地に迷いはなかったものの、やっぱり家族が離れて暮らすことになるのは辛いです。
新しいお家が建つのが楽しみな反面、完成したら夫とはしばらく住めなくなるんだなーという寂しさもあり、このタイミングでよかったのか?と悩んでもんもんとした時期もありました。
けど、今は割と吹っ切れてます!なぜなら家族でたくさん話し合って決めたことだから!
子どもたちも寂しがってはいますが、
「テレビ電話できるんでしょ?あとめっちゃいっぱい帰ってきてね!」と割と楽観的です。
そう!ありとあらゆるものが発展している令和時代!電話代をきにせず通話ができるし、格安航空もある。
たまには夫の赴任地に旅行がてら遊びにいったりしながら、単身赴任生活を楽しめたらなあと思います。
タイミングは人それぞれ!自分たちのベストタイミングを見定めよう
転勤族が家を購入するタイミングは本当に「人それぞれ」です。家庭によって事情が違うので、この時期がベスト!といったものはありません。
ただし、子どもの進学タイミングを考えて、小学校入学までにマイホームを考える家庭が多いようです。
しかし、大切なのは、どういうライフスタイルを望んでいるか?家族が幸せに暮らすには何を優先するか?を家族全員でよく考えることだと思います。
その結果、家を購入せず賃貸のままという選択肢もアリですよね。
家族にとってベストな選択ができますように、参考になれば幸いです。
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